中国留学取材ブログ
2008年11月08日
団体さん
08時37分発西寧行きK376次快速列車
今回の1週間ツアーはこの列車でスタート
30数時間かけて西寧まで西走するこの列車
私はというと、西安と蘭州の中間に位置する天水まで
ちょうど24時間の旅程です。
12号車にさっさと乗り込み
さてさて
ホームにタバコでも吸いに行こうかと思ったその時
ひぇ〜
来た〜
おそろいの青いリュックを背負った集団
地方からのツアー旅行客の団体。
高度成長に沸く中国
全土で旅行ブームが真っ盛り
ちょっと小金を貯めた
地方のじいさん、ばあさんたちが
地元の旅行会社のツアーに参加
上海は人気スポットなもので
得てしてこの団体さんに巻き込まれやすい。
今回もビンゴ
田舎から出てきたおのぼりさんなもので、
とにかく騒がしいことこの上ない。
騒然とする車内
この手の団体ツアーは
おそろいのリュックや
おそろいの帽子を身につけています。
青いリュックをチラッと見る
「天水○×△旅行社」
あいた!
24時間ずっと一緒かよ。涙
がやがやと大騒ぎの団体さん。
みんながなんとか席に着く。
ホッとするのもつかの間。
ここからが正念場です。
「あぁ、添乗員さん、席換えてよ。」
「ちょっとちょっと、私、下段のほうが良いんだけど。」
「ねぇ、王さんあっちだから、私もあっちにしてよ。」
お前ら、子供か!
添乗員さんが通路を行き来し調整。
そして、再び始まる民族大移動。
ようやく席が確定。
私のボックスはすべて女性。
洋の東西を問わず、
女性というものは、
しゃべるために生まれてきたのか?
「いやぁ、上海はやっぱり都会ねぇ。」
「あら、あなた、うちのツアーじゃないのね。」
「えぇ、私は西寧まで。」
「仕事?」
「上海でね。病院勤務。」
「あら、じゃぁ上海人ね。やっぱり肌がキレイね。」
「いやいや、私山東人。」
「あらやだ、私の親戚、威海よ。」
「あら、私は煙台。」
「煙台は良いところよねぇ。」
「私のおじは済南にいるのよ。」
「済南も良いわよねぇ。」
ってな感じで
どーでもいいような会話が延々と続く。
しばらくして、
急に静かに。
しゃべり疲れて
眠りだした。笑
ってなわけでして、
しゃべっては眠り、
眠ってはしゃべるを繰り返すのであります。
田舎から出てきた
気の良いじいさんばあさんを乗せて
一路西へ。
よっしゃ、
こいつらが寝てる間に一仕事。
2008年10月28日
西寧行きK376次列車にて
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